現代的な日本人の名前は、通常、ファミリーネーム(姓)と、それに続く個人名で構成されている。この名前付けの順序は、中国や朝鮮、ベトナム文化などの、中国文化圏に長らく属していた国々で共通。ミドルネームは一般的に使用されない。
日本人の名前は普通、中国文字を日本式に発音した「漢字」で書かれる。人名に使われるこの「漢字」は、日本語で様々に発音され得るのだが、通常、新生児を命名するとき、両親は平仮名あるいは片仮名を読み方として当てる。平仮名や片仮名で書かれる名前はあまり意味を伴わないので、結果的に名前は漢字になる。(筆者注:最近は平仮名や片仮名でも意味を持つ名前が多いように思われる。)
日本人のファミリーネームには実に様々な種類がある。推定では、今日の日本には、使用されているもので10万種以上の姓が存在する。これはファミリーネームの起源が日本では1870年代と最近であることに起因し、したがってファミリーネームが消滅するにも世代がほとんどないのだ。日本で広く使われているファミリーネームには、佐藤(最も多い)、鈴木(2番目に多い)、高橋(3番目に多い)、そして加藤(10番目に多い)などがある。地域が異なれば、その姓の多さも異なる。例えば知念、比嘉、島袋といった名前は沖縄で広く使用されているが、日本の他の地域ではそうでない。日本のファミリーネームの多くは地方の地形の特徴に由来する。例えば石川は「石の川」を、山本は「山のふもと」を、井上は「井戸の上」を意味する。
名は多く発音や文字の使用法に由来する。男性の名はしばしば「~ろう」(郞「息子」、もしくは郞「明瞭、快活」)や「~た」(太「立派な、太い」)で終わったり、「いち」(一「最初[息子]」)や、「かず」(これも一「最初[息子]」と書かれ、他のいくつかの有り得る文字を伴う)、「じ」(二「二番目[息子]」もしくは次「次の」)や、「だい」(大「立派な、大きい」)を含む。女性の名前はしばしば「~こ」(子「こども」)や、「~み」(美「美しい」)で終わる。(1980年代から、「~こ」で終わる新生児の名前は急激に人気を失い、成人し次第「~こ」を省くような女性もいる。)その他人気のある女性の名前の末尾には、「~か」(香「芳香、香水」もしくは花「花」)や「~な」(奈、もしくは植物を意味する菜)などがある。